○○ダイエットは危険?

テレビが煽る影響もあると思いますが、私たちはある特定の栄養に頼ったダイエットが大好きです。
それ単品を食べていれば痩せられるというお手軽さから、おからダイエット、りんごダイエット、寒天ダイエットなど 様々なダイエットが生まれては消えていきます。
どれも理論的には間違っていないはずのダイエット法ですが、流行に乗って多くの人がやり始め、そのうち適当にやらなく なるのは体の基礎知識の勉強不足からくるものです。
おからも、りんごも、どれも栄養的には非常にいい食品です。 そういう良い食材をうまく活かすには、少し勉強をする必要があるようです。

■摂食障害の恐怖

私たちは様々なところから得る情報で「炭水化物を食べると太る」とか「食物繊維を食べれば便通が良くなる」など 単純な知識は持っています。 ゆえに「炭水化物を食べたら太る」→「炭水化物は食べない」などのような考えをしてしまうと摂食障害に陥る危険性があります。
若いうちに摂食障害になると、大人になってから妊娠しづらい体になってしまうなんてことにもなりかねません。
人体の構造は思っている以上に複雑で、知識を間違えてとらえてしまうと、取り返しのつかないことにもなります。 ある特定の栄養素を足したり抜いたりしただけでは簡単に痩せないということを忘れてはいけません。

■基礎代謝について

バランスをよく考えず、ある特定の食品しか食べないようなことが続くと、体の基礎代謝は下がり、ますます太りやすい体質になります。 基礎代謝とは、動かずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に行われている活動で必要なエネルギーのことです。この基礎代謝だけで、体内の栄養分の実に7割が消費されます。ところがある特定の食品しかとっていないと、栄養素が不足するので、体内に栄養素がきちんと吸収されなくなります。
例えば、「美肌にはビタミンがいい」と誰もが思うのでビタミンだけを摂るとします。 しかし、ビタミンだけを体内に送り込んでも、ビタミンだけでは美肌はつくれずそれは尿と一緒に体外に出てしまいます。 というのもビタミンはタンパク質やミネラルなどと、体内で互いに化学反応を起こしながら、 美肌をつくる分子に形を変えていくからです。
特定の食品だけでダイエットをする人は、大抵こういった症状に陥ります。
仮に痩せたならば、それは栄養失調が原因にすぎません。

■食べることは恐怖ではありません

1つの食品にこだわって極端なダイエットをしてしまうのには原因があります。それは食べることへの恐怖心から来ているようです。 恐怖心を持って食事をしてしまうと、食事による満足ができません。
食事は唯一心がホッとできる時間です。その時間に心も体も緊張していたのでは、休まりません。 休まらないと、どこかでドカ食いしてしまったり、体が食べることをあきらめ拒食症になるようなことが起こります。
まずは、笑顔で楽しく食べることを心掛けましょう。そうすることによって1つの食品に頼ることもなくなるでしょう。
それでも…という方に比較的にオススメなのは、朝などの一食をバナナ・トマトジュースなどに置きかえる方法です。
日々摂り過ぎてしまう栄養価を調整したり胃腸を休める目的で行い、そのかわり、お昼と夜は、バランス良く食べることです。

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